【漫画】リエゾンが子育てにオススメ!

みなさん、漫画の「リエゾン-こどものこころ診療所-」ってご存じですか?

2023年1月にテレビ朝日でテレビドラマ化もされているのでご存じの方も多いのではないのではないでしょうか。

私自身、発達凸凹のある子どもを育てていて、とても参考になったのでご紹介したいと思います!

どんな話?

「リエゾン-こどものこころ診療所-」は原作・漫画:ヨンチャン、原作:竹村優作による漫画です。

大学病院の研修医の遠野志保は遅刻や忘れ物が多く、小児科志望なのに「小児科はあきらめろ」と言われてしまいます。

問題行動が重なる志保を研修終了後に受け入れてくれる病院はなく、唯一受け入れてくれたのが「佐山クリニック」でした。

佐山クリニックの院長・佐山卓から「発達障害」の診断を受けた志保。

最初は戸惑いながらも、自分の特性を理解しつきあっていく志保と佐山、生きづらさを抱える子どもと家族の関わり合いの話です。

リエゾンってどういう意味?

リエゾンはフランス語で「仲介、つなぎ、橋渡し」の意味だそうです。

きっと子どもを取り巻くさまざまなものとの橋渡しという意味ではないかと思っています。

家族や社会、そして未来などですね。

子育てで参考になる話

正直、どの話もとても参考になります!笑

こどもとの関わり方、親の気持ちもわかりすぎて辛くなることも多々ありますが、、

小さい子だけでなく、高校生や就職活動する大学生まで様々な年齢の子どもたちが登場してきます。

年齢が上がるにつれて向き合い方はさらに難しくなってくるように思いました。

沢山あるエピソードの中から特にオススメしたいのはこのふたつ!

1.就職活動(11巻収録)

「就職活動」では、自分の苦手なことを克服したい大学生と周囲との関係が描かれています。

大学在学中ASDと診断された修一は就職活動中。

ファミレスでアルバイトをしていますが、「なるべく早く」など不明確な指示をされると動けなくなったり、食器を食洗機に入れるのもきちんとしないと気持ちが悪いということがありました。

そんな中修一は苦手なことが出来ない自分を克服したいと、就職活動では営業職を志望します。

試験を受けるも、結果は不採用の通知ばかり。

自分の発達障害とどのように向き合うか。

発達障害を告白して特性を理解してもらうのも、勇気がいるし、苦手を克服したいという気持ちも理解できます。

話は、もう一人転職をした女性のケースも描かれています。

就職先でうまくいかなかったため、発達障害を告白し転職していました。

周囲の協力もあり、的確な指示で仕事へ取り組もうとする前向きな姿が描かれています。

子どもが将来社会に出て行くときにどのように声かけしていくか、とても考えさせられました。

2.ペットと告知(13巻収録)

「ペットと告知」では、親が子どもの発達障害を告知する場面が描かれています。

小学生の翔太は、片付けが苦手で給食のパンを学校の引き出しに入れたまま忘れてしまったり、

どうしても自分の欲求を抑え切れられず、癇癪を起こしたりしてしまいます。

真っ先に思ったのは「あぁ、この子うちの子と同じだ。」と思いました。

自制が出来ないのもあって、思うままに行動してしまうんですよね。

そんなとき、小学校の同級生から「発達障害」と言われてしまいます。

子どもって素直だけど残酷ですね。

そんな中、佐山が翔太のお母さんにこんな言葉をかけています。

「発達障害」という言葉が一人歩きせずに、その上でどのように向き合っていくかが重要ですから。

子どもの発達障害を認めているつもりでも、実際は本当のところで向き合えていないのではないかと実感させられました。

社会の中で「普通であること」「ちゃんとすること」を求められる中、子どもにも自然とその対応を求めてしまっている気がします。

子どもの特性を理解しつつ、どのように接するべきか、子どもが成長するにつれて自分の特性とどう向き合うように声かけをするか考えさせられる漫画でした。

まとめ

2話ほどご紹介させたいただきましたが、他にも読み応えのあるストーリーばかりです!

特に子育て中のかたにはオススメなので是非読んでみてください★

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